俳句教室も、3年目を迎えた。1年目は、県立土屋文明記念文学館、2年目は、川場村の花の名刹吉祥寺。そして、今年は、前橋から桐生に向かう上毛電鉄の、車内にたくさんの風鈴を下げた電車に乗って、俳句を作るという趣向であった。
1年目より2年目、2年目より3年目と、参加する会員の数も増え、懇切丁寧に吟行を指導する林桂先生のおかげもあって、年々、発表される俳句の出来映えは目を見張るものがある。
昼食は、桐生市がソースカツ丼発祥の地ということもあって、特上のソースカツ丼とひもかわうどんという取り合わせであった。実に、美味しかった。その食事を俳句に仕立てた会員もいた。
午後は、緑豊かな水道山の中腹にあり、夭逝の画家松本竣介の作品や、近代の西洋美術作品を所蔵する大川美術館で、林先生から会員が創作した俳句について講評をいただいた。そして、会員それぞれが心の中に充実した気持を抱きながら、帰りの電車に乗り込んだ。
(事務局 深代)